2007年 許昌フラメンコ公演記 5(学食&本番『昼の部』編)

・・街の風景&リハ 編より・・

10月10日(水)

許昌三日目

この許昌でのフラメンコライブ・・当初の予定では午後に一回、フラメンコを見たことない学生の為にちょっと行う・・だったのが、なにやら学校あげての大事になり、そして演奏が昼・夜の二回になったので学校に早めに入ってサウンドと照明の確認。 


少し早めの昼食を・・
カウンターまで行き、とりあえずご飯を皿に盛ってから、色々なトッピングをチョイスするという形で、朝食からあまり時間が経っていなかったので、控えめに沢山盛ってしまった。

他の人達も控えめに盛って、いざテーブルへ

(ちょうど昼食時だったので、個室しか空いていなかった)

で、味は・・これがあまり期待してなかったのもあるけど、美味しい!
今回大変な歓迎と心配りで、随分良い料理をご馳走になったけど、申し訳ないけどこの学食のが日本人には馴染みのある味なのでは?
中国へ行って、食事に飽きたら許昌大学の学食がお薦め(?)
あまりお腹が空いていなかったけど、完食し(今回は満腹の旅・・みたい)、お腹が苦しい~状態で、さあ会場へ・・

ところで学校のトイレ・・もちろん男女別なのだが、入り口には分かりやすい表示が


ちなみに、決してキレイと言えないトイレでした

ところで、これが 今回の公演のポスター・・

これは・・誰?

会場へ行くと ステージの設営がまだ出来てなく、その間に公演そのものの流れを通訳を通して確認&詳細な打ち合わせ。 

残りの時間で、軽~くリハーサルをしたんだけど、音響が驚きな状態・・
昨日のセッティングは何処へやら。。
もう、細かい事は諦めて、とにかく音が出てればいいや・・となり、午後2時いざ本番へ突入。

午後の部は私達のみの公演で、お客さんも学生のみ。 

私達を呼んでくれた日本語科の先生(日本人)の挨拶からスタート。
それから、私達は全く予期してない学生の司会者(ピシッとスーツできめた男性と、なにやら学校のマドンナコンテスト?で優勝したらしい“見た目綺麗な”女性が、綺麗なドレス姿で登場)付きで、進行されました。 

まず最初は日本舞踊。
私は知らないのだけど、なにやら日本舞踊においてポピュラーな踊りを披露。


続いて、カンテの遠藤あや子さんが日本の有名な演歌(途中、ダンチョネ~・・って入るやつ)を熱唱・・途中から日本舞踊が加わり、そして見事なまでの“めまぐるしい”照明の変化により、さながら「遠藤あや子、歌謡ショー」に(笑)
次が出番でなければ確実に撮ってたんだけどなぁ・・残念。
しかし見事でした。

その後、とうとう私の出番で私のギターソロを・・まず「禁じられた遊び」を演奏。 
日本だと知らない人はいないんじゃないの?というくらい有名な曲だけど、果たして中国でどのくらい知られているか?また、世界的に知られている曲なのか?全然分からないまま演奏したんだけど、弾き初めたら、ちょっと“ガヤガヤ”・・と来て、すぐに「お~知ってる!」的な拍手が。ホント、ホッとした~。 
何?っていう状態で、シーン・・としてたら、これは耐えて弾くしかないな・・と覚悟を決めていたのだが、中国でもこの曲は知られていたのね ただタイトルがどうなっていたのか?「禁じられた遊び」を中国語に訳されていたから、反応がなかったんだけど。 

次に「コーヒールンバ」を予定してたんだけど、中国ではマイナー調の曲は受けない(ただ、これは本当かどうか不明)・・という話を聞き、知らん顔して「グアヒーラ」を演奏。これも、皆聞いた事がないのに結構な好感触

続いて踊りのわりさやさんによるソレアレス。

ギターの音きっかけで照明が少しづつ明るくなって行く予定なのだが、何色を指定したのか分からないんだけど、踊りが段々盛り上がるにつれ、照明が・・これが何を思ったのか、色々な色の乱れ打ちで、目がチカチカして、しかもややこしい足の時にやられたから、凄く合わせ辛かった。

それから、あや子さんのカンテ・ソロ。 

「カフェ・デ・チニータス」~「ペテネーラ」、「カンティーニャス」、「ベサメ・ムーチョ」を・・実は私、カンテソロの人前での伴奏は初めてでした。
あや子さん、不慣れな私に、カンテ伴奏デビューの機会を与えて頂き、ご迷惑おかけしました。

最後に再びわりさやさんの踊りで、明るく元気な「アレグリアス」を・・こちらも再び激しいライティングで、もう目がチカチカする。
途中“シレンシオ”(静かなセクション)で、まず真っ青な照明になり(この色を使う事はまず無いかなぁ)その後、踊りの動きと無関係に照明が変化するのには、吹き出しそうだった

そして「セビリャーナス」で最後を締め、今まで体験した事のないステージが・・私のヘマをやらかした事以外・・なんとか無事終了。

・本番『夜の部』そして帰国 編に続く ・・