2018年スペイン滞在記 ギター講習会体験、1  7月16日(月)〜21日(土)

グラナダへ・・編 より・・

・・グラナダの朝は涼しく いったい何度なのか分からないけど、ちょっと羽織るものが欲しいくらい。
(しかし 昼間は40℃?くらい・・暑いです)

さて、いよいよ今日(7/16)から世界的なクラシックギタリスト マリア・エステルさんのギター講習会の始まり。

初日は 例によって 会場の場所が分からず、ホテルを早く出て正解。(前日 下見をしたけど、分からなかった)
カテドラル隣のインフォメーションで場所を聞いたりして、会場の一つの音楽学校にて手続き


今回レッスン会場となるColegio mayorに


なんとか時間迄に到着し・・ここの2階にレッスン室があり・・


無事レッスンに参加。


レッスンは 10代~20代の優秀な(まだ これから・・という人もいますが)男女が中心の 全部で13人の生徒さん達の団体レッスンで、10時にスタート。
参加者のうち 私を含めて初参加が3~4人。あとは どうやら何度(最低でも1回は)か参加している模様で 顔馴染み同士らしい。

多くの人は、基礎的なところをちゃんとトレーニングをして来ている様で、なんとも羨ましい。(こちらは 基礎的な事を知りたくて来ているのに・・)

そんな 若いメンバーの中に、おっさん私一人だけかと思ったら、韓国から来た親子の 親父さんがいて、この人が どうやらムードメーカーな様・・スペイン語はかなり出来る様なんだけど、レッスン中 何か変な事を言って マリア・エステルさんがハマって泣く事(笑ってしまって)しばしば。。

おかげさまで 楽しい雰囲気の中、2時間があっという間の集中したレッスン

レッスンは、曲の弾き方について・・というのではなく、様々な指の動かし方の練習を行なう 言わばテクニカル・レッスン。
とにかく 今までやっていない指の動かし方や、今までやった事のないところにアクセントを入れる練習など、マリア・エステルさんのテクニックの秘密の一部を垣間見た感じ。

すぐには出来ないものもあるけど、これがなかなかに楽しい。
・・私の場合、根本的に ちゃんとした音を出せないんで、表現力を求められても 表現出来ないんですが・・こういったのを小さい頃から練習してれば、そりゃ上手くなるし、そういう基礎の上に表現力が加わった演奏だったら、そりゃ 良い演奏になるよなぁ。

因みに、音色は違いますが マリア・エステルさん、フラメンコギタリストが良くやる高速弾きも披露してました。なんとなく意外な感じですが、今のテクニカルなクラシックギタリストは、皆 高速弾きは当たり前に出来る様です。

それから 団体レッスンの後、個人のレッスンまでもしてくれました。
今まで これで良いのか?な部分も分かり、本当に 基本的な音の出し方 弾き方を丁寧に教えて頂き、練習方法のアドバイス等もあり、とても貴重な時間🎵

ところで レッスンの時のウォーミングアップ・・というか指の柔軟運動が、今までやった事のない指の動きもあり、まぁ 指に変に負担のかかるのは 徐々にやって行くとして、その場で すぐには出来ないものはその日の内に克服しようと、昼食で入ったお店で この指の動きを練習^_^;
日本と違って 注文取りに来るのも、食べ物が出て来るのも、会計を終えるの もゆっくりなので、待っている間 ちょうど良い時間潰し。
・・お店の人は 何やってんだ?と思っているかもしれない。 もっとも、お昼時(14時頃から)はお店が忙しくて、それどころじゃない感じ。
(時間に限りがある時、すぐにパッと食事出来るところがないので、その場合はしょうがないのでバーガーキングへ。ここは早いです)

で 参加希望していなかったんだけど、レッスン参加者全員がどうやらアンサンブルで出演するコンサートというのがあるそうで、事の成り行きで アンサンブルで何故かコンサートに参加する事になってしまった。
なもんで、連日 昼(?・・夕方?)17時から・・こちらの17時はまだまだ昼間で まだまだ暑く、日本で言えば午後 14時か15時頃といった感じ・・からそのアンサンブルの練習があり、午前中に習った事を ゆっくり復習する事が難しくなってしまった。

皆は 最初からアンサンブル参加のつもりだからなのか、全員譜面台を持って来ていたけど、私は譜面台の“ふ”の字もなく当然持って来てなくて、隣の人のを覗き込み。
ただ、譜面が人数分なく、2~3人で一つの譜面を見る・・という状況。
初日は、その楽譜を見るのも初めてだったし 4パートに分かれたアンサンブルで、パートがこの日決まったのもあり、個人的初見大会でしたが、合わせた2曲とも 曲自体はお馴染みの曲なので、合わせしながら憶えて行く感じが良いかな?


「Colegio Mayor」の中庭はコンサート会場にもなり、7月18日(水)の夜は、マリア・エステルさんのソロ・コンサートを拝聴(硬いか?)


ん~・・さすが 素晴らしい(この期間中は 無料でコンサートを聞けます)

さて、元々 レッスンを受けるだけでスペインへ来たのに アンサンブルで出演する事になってしまったコンサートに、マリア・エステルさんから・・

ソロは?

・・と聞かれたので

アンサンブルだけで

・・と最初は返事をしたものの、レッスンに参加したついでの思い出に どさくさでソロで出演する事に。

ただ、レッスンを受けるだけで コンサートへの出演は考えていなかったので 曲も楽譜の準備はなく(もちろん衣装などもなく)、場所がグラナダだし アルハンブラ宮殿もあるので「アルハンブラの思い出」を演奏曲に。

で、急遽 曲の個人レッスンをして頂きました。

そう表現するのか・・と得るもの沢山。
右手の使い方も そうやっているのか・・と、これまた得るもの沢山。
謎だった部分が幾つも解決しました。

そして コンサートが来週の火曜日(7/24)とわかり、果たして それまでの間に教えてもらった表現等が出来るか・・?


さて 講習会5日目(7/20)の朝
・・気が抜けた訳ではないが、なんとなく ふと目を覚ますと9時ちょっと過ぎ!!・・クラスレッスンは10時から始ま流のだが、ホテルからレッスン会場まで 徒歩約20分弱・・どうやら目覚ましをセットするのを忘れていた様で、とにかく 大慌てで着替えて最低限の出掛ける支度をして、朝食を取れそうな時間があったので ゆっくり朝食を・・なんてしてる暇もなく パッと食事してレッスン会場へ。

なんとか間に合いました。(これ以降 目覚ましは確認することに)

また 翌日(7/21)のこと。
その皆で出演するコンサートが来週の火曜日(7/24)・・今日 土曜日の合わせで、今まで合わせて来た曲も いい感じなって来て、本場が楽しみになって来たところに、聞いていない(もっとも 何か説明していたのかもしれないけど、良く分からなくて・・)ヴィヴァルディのコンチェルトの合わせが始まり・・個人的には 高校時代からとても馴染みのある曲なので、曲そのものはお馴染みなんだけど・・何故かこの曲にも参加する事になり、これまたこの日 第3パートになることが分かり、個人的初見大会に。

完全初見でも 割と行けたのでなんとかなりそうな感じだけど、とりあえず楽譜を借りて、明日の夕方の合わせまでに なんとかしないとならない。

本番までの合わせが あと二回・・ほんまかいな。

ギター教習会体験、2 の前に、グラナダ プチ観光編(1)へ・・